離婚して再婚に望みをかけるとしてもどういう相手を探すべきか

離婚したあと、すぐに再婚相手を探す人もいれば、しばらくはシングルで生活する人もいると思います。

男女とも、離婚時の年齢と養育すべきお子さんの年齢が、再婚については考慮に入れなければならない点でしょう。

争うことなく、お互いに納得して離婚した場合の方が、次の再婚に向けたエネルギーも多く残されていると思います。長く争い、激しく消耗したあとは、そうしたエネルギーも乏しくなって当然です。

この点から、幸せな離婚を想定したとき、できれば争うことなく離婚をすること。争うにしてもその期間をできるだけ短くして、のちのちのダメージを最小にすることが理想です。

率からすれば、約7割の男性が離婚後に再婚し、約6割の女性が離婚後に再婚していると言われています。男性の方が再婚意欲が高く、また再婚男性と初婚女性という組み合わせがそれほど珍しくはないのに対して、その逆はこれまではやや少なかったと言えると思います。

どちらにせよ、一度は結婚生活をした経験がある男女なので、次の結婚生活は以前の失敗は繰り返さないと期待できますし、初婚男女から見ればバツイチの男女の魅力は、それほど悪くはないと言われています。とくに男性の場合、中高年でも社会的地位もあり、年収もある点が高く評価されることも多いのです。

現在、こうした状況から、バツイチ対象とした合コン、お見合いパーティーを主催する業者も増えていますし、それなりに成果が出ています。子連れでもOKのお見合いパーティーまであります。

前の失敗の影響で慎重になり過ぎてしまう人もいるようですが、要するにこちらの再婚意欲が重要なのです。「今度こそ、幸せになるぞ」と思うだけではなく、「一緒に、幸せになる」という決意を新たにして人生のパートナーを探すことです。

このとき、慎重にしたい点は、前の結婚がどうして失敗したのかを新しい相手にきちんと伝えること。その原因を以前のパートナーにすべて押しつけて悪口を言うようなことは絶対に避けたいところです。

また、相手に子どもがいる場合、両方に子どもがいる場合は、子どものことを特に気遣う姿勢が大切です。まるで子どもなんていないかのような態度は、あり得ません。現実的に考える人ほど、今後、子どもとの関係が重要になるのは明らかであり、いくら相手が気に入っても、子どもとの関係がうまくいかないようなら、幸福な家庭を築く自信を失ってしまうでしょう。

中には、以前の破綻のリベンジのように「幸せになってやる」とムリをする人もいます。だけど、それは誰の何に対する復讐でしょうか。気持ちとしては「別れた相手を見返してやれ」といった表現は確かにありますし、元気を出す、勇気を出す言葉として役に立つこともあります。でも、それだけで、再婚し、幸せが得られると思いますか?

日々の生活、日常から生まれる喜びを共有するのが家族のよさです。その点をよく考えて再婚に向かっていきましょう。